一生懸命を誤解していませんか?

どうもです。市川です。

最近では、こういう話を嫌いな人がたくさんいる事は重々承知の上なのですが…

まあ、耳の痛い話になるのではないか?と思います。

ですが、ここを今よりほんの少しだけ意識するだけで、結果は必ず変わってきます。

  • 一生懸命やる。
  • 真剣に取り組む。

まあ、当然なんですよね。仕事ですから。

これが無い状態では何事をも成す事は出来ません。

 

私がクライアントさんによくする話なのですが…

物事が上手く行かない原因は2つ。

  • 何かが間違っているか?
  • 何かが足りていないか?

大概の事は、この2つを修正すれば上手く行く。と。

※もちろん、その両方というパターンもあります。

現象には必ず理由が存在する。
上手く行かない原因をこの2つから絞り込んで、改善策を練る事です。と。

どんな事もこの2つを改善する事が出来れば、上手く行くはずです。

ビジネスも、恋愛も、スポーツも、家庭問題だって。

これは言い切ってしまいますが、100%必ず上手く行くんです!

 

ですが、上手く行っていない人は、皆さん声を揃えてこう言います。

「一生懸命やっている」と…

確かに一生懸命でしょう。
少ない時間を有効に活用する方法を考え、眠い目をこすりながら、時に犠牲にするモノがあり、我慢をする事もあり、それでも自分の未来が輝かしいモノになると信じて取り組む。

ここまで一生懸命出来れば、本当に立派な事だと思います。

 

ですが、非常に残念ですが、これは大前提の話なんです。

仕事ですから。

ネットの普及、SNSのチカラによって、起業という行為のハードルは20年前とは比べものにならないくらい低くなりました。

1億総起業の時代。
まさに誰でも起業にチャレンジする事が出来る時代です。

ですが、成功率は20年前となんら変わっていないのが現実です。

  • 起業を志す人の90%が「失敗」という結果のまま終わる。
  • 自分の満足行く利益を確保出来ている人は全体の5%にも満たない。
  • 多くの人が興味を示すだけで、実際に行動を起こす事なく時間が過ぎ去っていく。
  • 最初は上手く行くかもしれないが、3年後にはその収益はほぼゼロになる。
  • 起業から3年後、存続している会社は著しく少ない。

ネットとSNSの普及によって起業を志す人が増えた分、失敗する人の数は20年前と比べても遥かに多い事でしょう。

 

時代は確かに便利になりました。
では、なぜ?多くの人達が自らが欲するカタチを得る事が出来ず、苦しみもがいているのか?

これは私の経験からくる推測ですが…

  • 上辺のテクニックに対しての過度な依存。
  • 次から次へと入って来てしまう情報の整理が出来ず、情報過多になる。
  • 情報を得る事が正義と勘違いをして、インプットのみでアウトプットが出来ていない。
  • SNSによる妙な繋がりがジャマをして、本当に言いたい事が言えない。
  • ゴールを設定する事なく、目の前の事を「とりあえず的」に片づける。
  • 人から指示されないと行動が出来ない。という染み込んだサラリーマン気質。

まあ、挙げればキリがありませんね。

30分時間を頂ければ、このまま延々と書き続けられると思います。

 

このような現象を生んでしまう要因の1つとして、皆さん「一生懸命」の意味を誤解してしまっているのではないか?と思うのです。

市川が考える「一生懸命」とは…

当たり前の事を、当たり前に行う事です。

会社では出来ている「当たり前の事」が、自分のビジネスになると出来なくなってしまう。

  • 開始の時間を決める。
  • 開始の時間に間に合わせる為には何を工夫すれば良いか?
  • 仕事中はテレビを観ない。
  • 仕事中はお酒を呑まない。
  • 仕事中、私語は慎む(仕事に集中してください)
  • 分析が必要な事は分析する。
  • 目標を達成する為の策を練る。
  • 解らない事は即座にコミュニケーションを図る。
  • 苦手だから。という理由で目の前の業務を放り投げない。
  • その日終わらなくてはならない業務は、その日のウチに終わらせる。
  • その他、諸々。

これ、会社に行けば当たり前の事ですよね?

一生懸命やる。
ということは、過度に自分に気合いを注入する事ではなく。

 

淡々と、
あくまで”淡々と”必要な事をやり切る事だと思うのです。

 

その当たり前である一生懸命や真剣の上に、テクニックや知識が、状況に応じて乗っかる訳です。

  • 何が間違っているのか?
  • 何が足りていないのか?

冷静に分析し、改善策を練り、ダンドリとスケジュールを組んで、淡々と処理をする。

夢がない話に聞こえるかもしれませんね。

ですが、これが一番現実的で、一番堅実な道です。

 

上手く行かない原因は人それぞれです。

その人の何がズレてしまっていて、何が足りていないのか?

毎日のようにこの指摘を行わなくてはならない私の仕事は、嫌われる事を恐れていては出来ません。

なので、時に、こんな話もしなくてはなりません。

 

でもね。
僕も人間なんで、出来れば嫌われたくはないですよ。

 

だから、そういう指摘を行う時は、あえて笑顔を作るようにしています。

ビジネスじゃない他のモノに例えたりもします。

例えば…

  • 野球選手に成りたいと思ったら…とか。
  • 目の前にいる女の子を口説きたいと思ったら…とか。
  • 今日の晩ごはん作るとしたら…とか。
  • 恋人の喜ぶ顔を見るためには?…とか。

目の前の人がイメージし易いような例え話を盛り込んで、現状の問題点を指摘する事が多いです。

 

ですが、時に”真顔で”こういう風に言う時もあります。

ほんの少しだけで良い。

泥臭い事、地味な事やろうぜ!

そうすれば現状(いま)は絶対に変わるから。