好きな事で生きていく の実際は楽ではないよね。でも、出来る事なんです。

どうもです。市川です。

自分のやりたい事でお金が稼げたら…

これが出来るって事は。実は、すごく幸せな事なんですよ。

でもね。
世の中はそんなに上手くは回らない。
自分の都合通りに行く事の方が少ない。

自分のやりたい事を仕事にしたいから、水面下では血の滲むような努力をしている人達がたくさんいる。

今日はそんなお話。

清水和美さんの物語

2016年 秋
1人の女性が私の門を叩いてくれました。
※無料オーダーメイドセミナー

清水和美さん
元、音楽教諭(学校の先生)

群馬県の教員を24年間務めて早期退職。

「本当に自分がやりたかった音楽の普及活動の為」の決断と話をしてくれました。

私も小さい頃から音楽は嗜んできたので、音楽の話ではかなり盛り上がりました。

正直、音楽を仕事に出来ている清水さんが”羨ましい”とも思えたのが本音ですかね。

 

ですが、色々と話を聞いていくと実情はかなり大変。

  • 貯金は楽器を用意する経費でほぼ無くなり、月々のランディングコストもかなりかかっている。
  • それを賄うだけの売上は現状では程遠い。
  • 毎月、息を吸うだけで赤字の生活を送っている。
  • 預金残高がえらい勢いでなくなっていく。

今、まさにその恐怖の真っ只中にいます。」

そんなお話をして頂きました。

 

これは、ご本人の見られ方もあるので、書いて良いのか?と悩みましたが…
(ご本人に許可を得ました)

月々かかる経費を賄う為に、深夜のマクドナルドでバイトをしている。

平日の仕事が入っていない日は、派遣の仕事に出る事もある。と…

 

華やかな音楽というジャンルでの仕事を続ける為に、全く関係ない仕事で日銭を稼がなければならない毎日。

若手芸人か?と…

ほんの1~2年前まで、日本で安定している職業5本の指に入る、公務員だった人が真逆の環境に陥ってしまっている。

冷静に事業プランを組み立てることなんか出来ませんよね。その状況では。

まさに「水面に浮かぶ白鳥」の図です。

 

清水(きよみず)の舞台から飛び降りるつもりで、1年ほど前にコンサルも依頼してみた。との事。

ですが、全くそりが合わず、意見の食い違いだけの半年間だった…

「だから、コンサルタントの類には、全く良い印象はありません!」

お…おう。
最初からだいぶ言い放ってきますなぁ…
(市川 心の声)

 

セミナーの際に色々と話を伺いながら、何を改善するべきなのか?を組み立てて行きます。

  • ビジネスモデルの見直しが必要か?
  • ターゲット層を変えるべきか?
  • ホームページの構成を見直すべきか?
  • 実務に伴う事務作業を見直すべきか?
  • 時間の使い方、効率化を図るべきか?
  • 意識を変えるべきか?

そして、1つの結論に達しました。

※ここから先は、
青→「市川」ピンク→「清水さん」の会話形式が多く出てきます。

 

清水さん…ちょっと残酷に聞こえるかもしれませんが言っちゃって良いですか?

言ってください。

先ほど挙げた部分なんですが、基本的に全部にメスを入れるべきです。

おそらく、相当苦しいかもしれませんよ。

やっぱりそうですよね。

なんとなく分かってはいたんです。今のままじゃダメだと。

 

無料オーダーメイドセミナーでは、すぐに改善出来る箇所とすぐに改善すべき点、それをどういう意図で行うか?を解説させて頂きました。

私の個別プロデュースに関しても「興味がある。」と仰って頂けたので、内容の説明をしてその日は終了。

 

約2週間後、清水さんから連絡があり、個別プロデュース契約を結ぶ事となりました。

初回のミーティングで私が清水さんに話をした内容はこんな感じでした。

コンサルに良い印象を持っていないと思うので、基本的に私はNGを言わないようにします。

ですが、それを行う為に足りない要素についてはハッキリと言わせて頂きます。

「こうしなくちゃダメなんだ!」ではなく「それをやりたいのであれば、これ と あれ と それ が足りないですよ。」という感じの言い方になると思います。

また、基本的にNGは言わないつもりですが、致命傷に繋がるモノに関してだけはNGを出させてください。

そして、個別プロデュースが始まりました。

 

2ヶ月もしないウチに1つの事に気付きます。

あかん。この人、いつか倒れる…

すごく行動力のある人で、昼間は四方八方に飛び回っている。

「車で片道3時間は余裕ですよぉ♪」 なんて、
清水さんは笑って話をしてくれる。

でも、夜はマック(マクド?)でのバイトが入っている…

あかん。これは前触れもなく壊れるタイプのヤツだ…

 

ミーティングの際に、勇気をふり絞って提案を試みる。

清水さん、これはあくまで提案なんで、どうするか?は清水さんが決めて欲しいのですが…

夜のマクドナルド、辞めませんか?

え?じゃあ、生活が回らなくなっちゃいますよ。どうしたら良いですか?

基本的には稼ぐしかないです。

残酷な言い方ですが魔法みたいなモノは存在しません。

でも、どうせやるなら、深夜じゃなくても良いと思いませんか?このまま続けてたら、今は大丈夫でも後々 絶対に無理が来ますよ。

生活を守る為に始めたバイトが、いつの間にかバイトの収入があるから大丈夫になっていませんか?

鶏が先か?卵が先か?みたいなモノです。

バイトを辞めるから、時間を有効に使える環境が手に入る。という考え方もありますよ。

それは解りますが…

 

清水さんはその1ヶ月後、勇気を振り絞って深夜のバイトを辞めました。

結果、昼間の時間が有効に使えるようになり、色々と頭を働かせる事も出来るようになってきました。

その後はミーティングの度に、2人で企画会議を繰り返しました。

 

こういう事もやりたいんですよね。

それ良いじゃないですか!すぐやりましょう!

市川さん、これどう思いますか?

う~ん。。。難易度 高そうですね。

今のタイミングじゃないと思いますけど…やりたいんですよね?

 

時に、
清水さん、これはこうした方が絶対に良いですよ!

怖いかもしれないし、不安もあるかもしれないけど、今のままの仕組みじゃ良くないです。

私ならば、これはこういうカタチに変えますね。

 

こんな風に言う事もありますし。

ごく稀に(?)以下のような言い方をする時もあります。

清水さん、これはダメだ!

この部分は、早めに改善しないと後々事業が大きくなった時に大変な思いをする事になりますよ!!

 

この流れは、出会いから2年が経過しようとしている現在でも続いています。

オリジナルビジネスなので、マニュアルのようなモノが作れません。

全てパーソナルに合わせて、その時々で状況を察知し、タイミングを図ってアドバイスをしないと結果も変わってきてしまう。

日々忙しく飛び回っているから、重要な事は時間をかけてじっくりと伝えていく必要がある。

マーケティングについても、外堀を埋めながら後で実感と共に理解が出来るように解説をする。

だから、正直…けっこう大変なクライアントさんである事は間違いないですね。(汗)

 

清水さんは一生懸命、私の言う事に耳を傾けてくれました。

きっと、時にテンションが下がる事も言ったでしょうね。

 

現在、清水さんは、音楽の仕事1本で生活が出来るようになっています。

もちろん、大金持ちになっている。とか、全然そういう感じでもありません。

ですが、私の知っているこの2年間で、清水さんの色々な部分が変わって来ています。

自らの大好きな事で、生きて行く事が出来るようになっています。

  • 単価の大きな仕事が入るようになってきた事。
  • 少しずつ、まいていた種が実を結んできた事。
  • ビジネスに対しての考え方、取り組み方が変わってきた事。

そして、私がイメージするに、まだまだ状況は良くなると思うのです。

清水さんがやろうとしている事を望んでいる人達が絶対にいる。

これは、私もそう思いますし、その為に、タイミングを図って様々な提案をしています。

 

先日、延ばし延ばしになっていたホームページの改修を一気に手がけました。

コンテンツページの部分では、私も大いに口も手も出したのは言うまでもありません。

スマイルビート
https://smilebeat.jp/

群馬県という北関東の地で、今、まさに奮闘している清水さんから、私も多くの刺激をもらっています。

 

これを読んでいる あなた に知って欲しいです。

自分の好きな事で生きて行くためには、時に自分を犠牲にする覚悟が必要だという事。

そして、それを自らで体現し、弱音を吐く事なく、前だけを向いて頑張っている女性が居る事。

大変でも、辛くても、笑顔でお客さんの前に立ち、自分が大好きな事を仕事に出来ている現実に感謝をしながら生きている人が居る事。

 

いつだったか?清水さんにこんな質問をした事があります。

この間、偶然、学校の先生に逢ったんですよ。

あれ?市川?って先生が声をかけてくれたんですが…

卒業してから20年以上経過している訳で、学校の先生って生徒の事けっこう憶えてるもんなんですか?

清水さんは即座にこう答えてくれました。

憶えてますよ!

もちろん、紐付のようなカタチで思い出して行くんですけど、ある程度は思い出せますね。

他の人はどうか?は、知りませんけど(笑)

 

きっと、目の前の仕事に、一生懸命になれる人なんだろう。

きっと、目の前の人の役に立つ事に、真剣になれる人なんだろう。

それがどんな仕事であっても、変わらずにやり切れる人なんだろう。

 

清水さんのお客さん達には、もっともっとこの部分を知ってもらいたいです。

 

その為には?…と、
今日もまたアイディアを捻り出す私がいます。

好きな事で生きていく の実際は楽ではないよね。でも、出来る事なんです。”へ1件のコメント

この投稿はコメントできません。