無題

どうもです。市川です。

生きてりゃ出会いとか別れとか、普通にあると思います。
全てが偶然の産物のようにも見えるし、すべてが必然のように感じる瞬間もある。

巡り巡って、そんな瞬間の繰り返しなのかな?って。

※今日は完全に私事です。お時間のある方だけお付き合いください。

僕が中3の冬、学校帰りに友達があるモノをみつけた。
まだ目も開いていない、生後2~3日の仔犬。

へその緒もついたまんまだったし、冷たくて動きも遅く、
もういつ死んでもおかしくないような状態の仔犬。

「 哲也ん家、犬飼ってるじゃん。だから大丈夫だよね? 」

そんな無責任な友達の言葉に、何度も 「はぁ!?」 と思ったけど、
みつけてしまったが故見過ごす事も出来ない。

仕方なく家へ連れて帰り、出来る限りの蘇生を試みる。

ミルクをストローであげたり、布団の中で一緒に寝てみたり、
高校受験間近の中学生が、勉強以外の理由で何日も徹夜をする。

偶然拾ってしまった小さな命。
でも、なんだかんだ一生懸命お世話した。

結果、その仔犬は ほ乳瓶でミルクも飲めるようになり、
目も開いた。自分で歩くようにもなった。

走るようになり、散歩も行けるようになり、その仔犬はウチの家族になった。

家族になって3年が経過した冬。仔犬は母親になった。

偶然拾った小さな命が、新しい命を産んだ。
中学生が出来る限りで繋いだ命が、新しい命を繋ぐ事になった。

でも、母親になった事で、使命をまっとうしたのだろうか?
新しい命を産んだ1ヶ月後、その子は旅立ってしまった。

家族会議の結果。生まれた仔犬の1匹は残そう。という結論になり、

新しい命は ハナ と名付けられた。

最近、本当に見なくなった雑種。正真正銘の雑種。
血統書ってなに? というくらいの雑種。
ミックスなんて表現はとてもじゃないけど出来ないくらいの雑種。

だって、拾ってきた犬が産んだ子だから。

でもね。本当に色々な思い出をくれました。

仕事で大変だった時も、失恋して落ち込んでいるときも、
この娘は変わらずそばに寄ってきてくれた。

15年間、長生きしたね。ウチに生まれてきてくれて本当にありがとね。

昨日の朝、母親からメールが入り、会いにきてあげて。と。
なぜか?すぐに実家に向かうのが嫌で、ちょっと家でウダウダした。

もう死ぬの?という感じで最期を看取るのに、なんだか凄く抵抗があったから。

親父からの電話で、あ・・・いよいよなんだな。って思い実家へ。

僕が玄関を開けるほんと1分くらい前に、呼吸が止まったらしい。
玄関を開けたら、携帯を片手に母親が立ってたから。

「 あんたにメールしようと思ってた。 」 って。

まだ意識があるのかな?って、目を閉じるまで頭を撫でてた。
正直、それくらいしか出来なかった。

おこがましい表現なのかもしれませんが、
僕がいなければ、この娘はこの世に生を受けていなかった訳で、

僕としても、本当に愛情を注いだ愛犬だった。
彼女は幸せだったのかな?

18年前、偶然拾った小さな命は、きっと偶然ではなかったのだろう。
きっと何か意味があったのだろう。

ハナちゃん。15年間、市川家の一員でいてくれて、本当にありがとね。
また、いつか巡り巡ってウチの子に産まれてきてね。


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