レアケースな経験。真剣に向き合ってきて本当に良かった。
どうもです。市川です。
私の仕事は起業のお手伝いをする事です。
副業から始める人もいますし、専業主婦の空いた時間を使って始められる人もいます。
「経済的自立」
会社やパートのように、勤める事で頂けるお給料ではなく、自らで「得るチカラ」を、お付き合い頂いた全ての皆さんに習得して頂く事。
これが私の仕事です。
もちろん、既に起業後の人に対してのお手伝いも行っています。
戦略の見直し、ダンドリの組み方、ビジネスアイディアの提供、収支フローの健全化、新しい収益源の構築、その他諸々。
クライアントさんが望むカタチを手に入れる為に、今、何をどのくらいするべきか?その答えを導き出し、どういう順番で提案するか?どういうカタチで実務をこなしてもらうか?
日々、こんな事を考え、調べ、伝え… まあ、楽じゃないですよ(笑) 大変です。
こんな事を仕事にして、早14年が経過しようとしています。
おかげ様でこの長い間、色々な経験もさせて頂きましたし、私がキッカケになって起業・独立を果たした人は私の知る限りでも300~400人はいるのではないか?と…
自らで稼ぐチカラを身に付けた人は、私が指導をした多くの人達からの派生も考えれば、4000~5000人は軽く超えるのではないか?と…
とまあ、こうやって書けば書くほど胡散臭く見えてくるのが私の仕事であり、常に誤解をされ続けてきて、もう14年です。
そんな私ですが、先日、とある経験をさせて頂きました。
「 冥利に尽きる 」としか表現出来ない経験ですね。
9月半ば、無料オーダーメイドセミナーに20歳の女性が申し込みをしてきました。
20歳かぁ…若いなぁ…と思うと共に、ちょっとした違和感を感じたのは言うまでもありません。
その違和感の理由。
私は、若い人たち向けにメッセージを発信していないからです。(汗)
更新頻度が著しく低いこのブログも、他の媒体も、30歳以上の方々をイメージして書いています。
自分の意図とはうらはらに、すごく若い女性が私の話を聞きたいと…
なんでだろう…?とは思いつつも、
「ふむ、おじさん頑張っちゃおうかな♪これまで学校や職場では教わって来なかったであろう話を、たくさん喋っちゃおうかな。」
なんてモードが、多少 自分の中にあった事は言うまでもありませんけどね。(下心?)
日程を設定しセミナー当日。
北海道出身。上京して3年目、現在は都内で独り暮らしをしているとの事。
起業という行為に興味を持ち、自分でも何かやってみたい。でも、何から始めて良いのか?皆目見当もつかない。
それで、今回、無料オーダーメイドセミナーを申し込んでみた。という経緯をその人は話してくれました。
- お金とは?
- 何をすればお金が得られるのか?
- 世の中の多くの人達が間違った解釈をしている事。
- チャレンジは怖くない。
- あなたのやりたい事をカタチにするには、〇〇と〇〇が必要。
- 私の人生のファインプレーは24歳で独立・起業を決めたこと。だから早い段階で想い描けた事は、君の人生にとって絶対にプラスになるはずだよ。
そんな話を饒舌に喋る私。
セミナーは”いつも通り”進んで行った訳です。
内容にも非常に満足してくれましたし、やはり、これまで学校や職場では聞けなかった話だと言ってくれていました。
そんな話を繰り広げている中で、
「そういえば…なんですが、私の事、どこで知りましたか?というのも…20歳の女性ってけっこうレアなケースなんですよねぇ」
なんて事を質問したところ…
「あ、母の勧めで…話を聞いてみれば?って言われたんです。」
へぇ~そうなんだぁ…!?
…母の勧め?
は は の す す め ! ?
なんじゃ?そのレアフレーズは…
「え~っと、自分で言うのもなんですが、私の仕事ってけっこう誤解され易い仕事なんですね。
正直、ネットで活動するコンサルの類なんて、そんな風に胡散臭い印象を持たれるのが当然で、僕の知る限り我が子に市川の話を聞かせたい。なんて親御さんが居るとも思えず…
!?
もしかして、北海道の道北の街のあの〇〇さんの娘さんですか?」
私の問い掛けに、彼女はこう答えてくれました。
「はい。その節は母がお世話になりました。」
お…おう。
若いのによくできた娘さんだこと…
数年前、私の門を叩いてくれた主婦がいました。
その方は本当に忙しい方で、こちらの提案する実務をこなす事もままならないぐらい、毎日奔走していた記憶があります。
- 時間の使い方
- 優先順位の決め方
- 全部自分で背負いこもうとしない
- 周りを上手に使う事。
ビジネスの話というよりは、思考の部分の話が非常に多かったクライアントさん。
「今の考え方じゃダメですよ!」と、時に厳しい言い方をしてしまった事も1度や2度ではありません。
契約が終了し3年近く経過した現在。
まさか遠く離れた場所に住む娘さんに、私の門を叩かせるとは…
ですが、その経緯を聞いた私は、本当に嬉しく思ったのは言うまでもありません。
「自分の子を紹介する。」
これは、本当に信頼されていないと出来ない事だろうな。と。
常に誤解をされ、胡散臭いと言われ続けた私の仕事も、真っ当にやっていればこういう風に考えてくれる人が居るんだな。と。
私が身を置いているこの業界は、現在、本当にヤバい事になっています。
- 誇大広告は当たり前。
- 簡単です。誰でも出来ます。世界一堅実です。という不可解なフレーズ。
- セールスレターに書いてある内容と実際が違うなんて日常茶飯事。
- 1つの商材を購入したら、次から次へと高額のモノが売りつけられる。
- コンサルタントという業種を勘違いして、売る事のみに集中している状態。
- 売るモノはこの塾です。ほら簡単でしょ?あなたも人生変わるでしょ?なんていうマルチまがいのキモい仕組み。
- 師匠を紹介しないとイケないという歪んだ師弟関係。
もうね。糞だよね。
ですが、こればかりは時代の流れがそうさせてしまった訳で、私1人のチカラではどうする事も出来ません。
私に出来る事は、せめて自分のお客さん(クライアントさん)に対してだけは、真剣に向き合う事。
私のクライアントさんの結果だけを見て仕事をする事だけです。
他で騙された人を救う事も出来ないし、救ってあげる義理もないですしね。
業界の健全化?…なんで俺が?
なんてところまで思っています。
ここまで読んで頂いたあなたが今、もし、そういう類のセールスの内容に身を投じようとしているのであれば、こう考えてみてください。
- そのレターに書いてある内容を、我が子にやらせる事が出来るか?
- その高額塾に我が子を入れたいと思うか?
それで答えが出るんじゃないですか?
自分で言うのもなんですが、私は決して人間的に優れた人格者ではないと思います。
言葉使いも良くないですし、たまにミーティング中に下ネタを放り込みますし、クライアントさんを本気で叱責する事もあります。
まあ、独身だしな。(笑)
前回の記事の流れ。
でも、これは自分で言っちゃいますが「顧客満足度」はすごく高いと思います。
真剣に向き合ってますから。
クライアントさんの未来に。
セミナーを終えた私は、その娘の親御さんに3年ぶりにコンタクトを取りました。
- 娘さんから申し出があった事。
- こんな話をしましたよ。
- 良い娘さんですね。
- 地震による停電の影響は大丈夫でしたか?
こんな事を伝える内容のメールを送った訳です。
ほどなくして、返信は届きました。
今日は長時間に渡り、娘にお話頂き本当にありがとうございます。
「稼ぐ」ということはどういうことなのか等、興味深い内容だったと概略を聞きました。
ティーチングをして下さる方は世の中にたくさんいても、娘にコーチングを!と考えた時に、私が生きてきた中で市川さん以外に考えられず、コンタクトを取るように話しました。
すごい方だから話して欲しい!と。
私のことも覚えていて下さり大変大変嬉しいです。下の娘が来年3月東京へ行くことになっています。どこかのタイミングでまた教えて頂くことは可能でしょうか(^_^;)
この内容を見た時に、より嬉しい感情が芽生えたのは言うまでもありません。
※そこからメールのやり取りを2~3往復しましたが、その内容は割愛します。
冥利に尽きます。
真剣に仕事に向き合ってきて本当に良かった。
まだまだ、頑張らないと。