猛威の中で人生の転機

どうもです。市川です。

2021年も予想通りウィルスの猛威に晒されている現在。
年明け早々の緊急事態宣言など、気分が滅入る事も多いでしょうね。

ですが、愚痴ったところで感染拡大が止まる訳でもないし、落ち込んだところで、普通の日常が返ってくる訳でもありません。

政治家の悪口を言ったって、誰かを悪者に仕立て上げても、あなたの生活は豊かにはなりません。

無理にポジティブを押し付けるつもりもありませんが、私達に出来る事は『今やれる事』を見定め、淡々と粛々とそれを処理する事だと思うのです。

それだけで、コロナ禍であろうと大きく人生を変える事だって可能なんです。

今日は、私たちが住む日本の100倍以上の脅威に見舞われながら、昨年1年間で大きく環境を変えた人の実話です。

 

TOSHIさん(ネバダ州ラスベガス在住)

2019年末、ラスベガス在住の方が私の門を叩いてくれました。

2003年からアメリカに移住し、アメリカ人の奥さんと国際結婚をして、現在の国籍はアメリカ。

ラスベガスのホテルで和食レストランのシェフとして約7年間勤務。

ここから先の人生設計を考えて、自分のビジネスにチャレンジをしたい。
行く行くはレストランの仕事を辞め、アメリカで自分の会社を設立したい。

そんな想いを私に伝えてくれました。

年内のミーティングでは目標設定とプラン組みを行い、それに対しての準備と軽い経験(練習)をしてもらい、2020年から本格的にTOSHIさんのビジネスチャレンジが始まる事になる訳ですが…

 

新型ウィルスの襲来。

2020年3月 早々にパンデミックに見舞われてしまったアメリカ。
ミーティング中も自然とその話になります。

  • ラスベガスのホテルは休業。
  • おかげで仕事もなくなった。
  • 生活は補助金でギリなんとかなるが…毎月貯金は減っていく。
  • スーパーに買い物に行くのも不安が伴う。

日本の感染者が1日100人にも満たないタイミングの時、アメリカでは1日に数万人の感染者が発表されている状況。

生活の不便さは日本の数倍の中で、日々を過ごすTOSHIさんがそこにはいました。

「いやぁ…参っちゃいますね。」

この頃、ミーティング中はお互いに苦笑いを何度もしました。

また、私自身、猛威の中で生活をするTOSHIさんが単純に心配で、ビジネスの話を推し進めていく事に抵抗があった事も、この時期の正直な気持ちです。

ですが、私が気を遣い過ぎて手を止める事を容認したら、状況はますます悪くなる事も明白。

 

日々明るくないニュースが飛び交う中、気持ちが落ち込む事だってありますよ。

でも、下を向いていても何も始まらないですよね?
今やるべき事は、この状況下でもやれる事に集中する事だと思います。

がんばりましょう!ひとりじゃないですよ。

この当時のミーティングでは、私はこんな事を言い続けました。

「やれるぞ!」発想の切り替え。

5月初めのミーティング中、TOSHIさんからこんな一言がありました。

このままコロナに喰われる訳には行きませんよね!
逆に” 喰ってやる! ”ぐらいの勢いで行きますわ!

彼に何が起こったのか?
その原因は非常にシンプル。

売上が上がり始めたんです。

ホテルが休業中、必然的に職場レストランも営業していない状態。
ステイホームが叫ばれている状況下で、自由に外出もままならない。

1日のほとんどを副業として始めたビジネスに費やしていましたからね。

そりゃ、結果も出始めるよね。

約2ヶ月、コツコツとやるべき事に取り組んだTOSHIさんの月収は、レストランのお給料に迫るぐらいになっていたのです。

これ、イケると思います!

日々上がり続ける数字を目の当たりにして、気持ちを切り替える事が出来たのでしょうね。

そこから先は、順調に収益を上げ続け、夏を越える頃にはレストランのお給料超えも達成。

年末の商戦では過去最高の売上を更新し続け、2020年を終えました。

 

人生、何がキッカケになるか?わからない。

年末のミーティング中、2020年の振り返りを行う中で、TOSHIさんは私にこう言ってくれました。

いやぁ、人生何がキッカケになるか?解りませんね。
私にとっては、世界で猛威を振るったウィルスがキッカケになりました。

もちろん、まだまだ油断は出来ませんし、さらに上を目指しますが、コロナのおかげで基盤が作れた1年でしたよ。

後、本当にこのタイミングで副業を始めていて良かったです。
この状況の中で、市川さんが居てくれて本当に助かりました。

こう言ってもらえる事は、私自身、本当に喜ばしい事ですし冥利に尽きます。

結果的にTOSHIさんのビジネスは、パソコン1台で年商2000万円超え。
ビジネスをスタートした初年度としては、まあまあ悪くない結果となりました。

何より目の前の生活の不安が無くなった事により、今年はさらなる飛躍が期待できる状況。

次は、法人化を2人の共通目標として、2021年をスタートさせています。

 

彼が取り組んだ事は、アメリカの製品を日本向けに販売する輸出(輸入)ビジネス。

日本でも多くの人達が副業として取り組んでいる、非常にシンプルな方法です。

何か特別な事を行った訳でもなく、裏ワザ的なモノを使った訳でもなく、もちろん法に抵触する事もありません。

ビジネスの基本を忠実に遂行し、目標を設定し、実務の効果測定を行い、ゴールに向かって修正改善を繰り返す。

そして、目標を達成した際は共に喜ぶ。

本当にシンプルな事の繰り返しで、環境は構築出来てしまうのです。

暗いニュースが飛び交う現在ではありますが、この状況をどう乗り越えるか?で未来は変わってくると、私は考えます。

 

さあ、下を向いていたって始まらんよ。

まずは前を向こうぜ!