付加価値 価値を乗せる事をやった結果。

どうもです。市川です。

売買は価値と価値の交換である。

どういう事か?というと、
お金という共通価値のモノと商品の価値を交換する。

まあ、こんなイメージで間違ってないと思います。

値段の高いモノにはそれなりの価値があり、
値段の安いモノにはそれなりの価値しかない。

もちろん例外はあって、コスパ(コストパフォーマンス)が
もの凄く高いモノもあれば、逆に低いモノもある。

また、価値は人それぞれであって、
人によっては価値を実感できるし、そうでない場合もある。

牛丼1杯380円が高いと感じる人もいれば、
ラーメン1杯1500円を安いと感じる人だっている。

商品を買ってもらうのではなく、価値を買ってもらう。
そう考えてみると、販売戦略も多様である事に気付いてくる訳です。

以前、こんな相談を受けた事があります。

ハンドメイドの商品をネットで販売したい。
その為の集客戦略を教えて欲しい。

その商品がどういうモノで、価格帯がいくら程度なのか?を
確認した私は依頼者に対して、まず最初にこう言いました。

集客よりも先に、見ないとイケない部分がある。

ハンドメイドの商品なので、製造コストはいうほどかかりません。
言ってしまえば、制作料が価値であって、
「 1点物である事 」 をウリにしたい。という依頼者の考え。

私はそれに対して、NOを突き付けた訳です。

ハンドメイドが売れる訳ではありませんよね。
ご自身が参入できる事だから、これなんですよね?と。

1点物だから売れるというのは、極めて幻想的な考え方で
誤った認識である。と私は考えてしまうのです。
私だったら、ハンドメイドの商品に対して、
付加価値を付ける事を考えます。

こんな感じでアドバイスをしました。

ハンドメイドの商品というのは、
もうネット上では無数に存在していて、よほどのデザイン力や
お客さんの希望デザインをカタチにする力が必要です。
「 1点もの 」 という付加価値に飛び付く人は、
そうそう居ないと考えたのです。

付加価値とは?

ある商品やサービスなどに付け加えられた、
他にはない独自の価値。

言ってしまえば、1点ものという価値そのものが、
付加価値になり難い訳です。

制作者によほどの権威があり、且つ、
年間に数点しか作らないような物であれば別です。

だから、私は「ハンドメイドの1点もの」以外に、
付加価値を付ける事は出来ないか?


という切り口でアドバイスを始めました。

もうね。回りくどい事は止めて
具体的に戦略をお話してしまいましょう。(^_^;)。

私が提案した戦略は、

 風水(スピリチュアル)を絡める事でした。

自作で作れるモノに対して、
色使い使用用途を定めてあげる事、

クラフトアートで作るカゴやオブジェの色と、
置く場所を販売側で指定してあげる事でした。

※ハンドメイドはクラフトアートだけではありませんでしたが。

例を挙げると・・・・
西側の部屋の窓には、何色の〇〇を置くと良い。
というような風水的な要素を盛り込んで、
販売ページには、それ用の籠(オブジェ)ですよ。と。

その中には、こんなお花(造花でも良い)を、
入れてあげてくださいね。

という事を書いてあげて、販売する訳です。

手作りの商品である。という、よく耳する価値に、
開運アイテムである。という付加価値を付け加えて、

商品コンセプトそのモノの抜本的改革を行いました。

その結果、

その人は主婦がパートで1ヶ月に得られるお給料の、
約3倍の収入を得る事になります。(月利で21万円程度。)
改革前の10倍以上の収益です。

普通の主婦 であるその人がやった事は、

・風水の知識を得る為に勉強をした。
(他のスピリチュアルも含む)
・商品コンセプトに見合った商品を作成し出品した。
・集客戦略に既存のツールを使用した。

ハンドメイドの商品を作る。という工程は変える事なく、
客単価を上げる事に成功し、全体的な収益の増加にも繋げられ、
本人が目的としていた、自宅でのオシゴトを確立させる。
という目的も達成する事が出来た訳です。

商品やサービスを販売する際に大切な事は、

・その商品の価値を自分で知る(理解する)事。
・それに、付加価値を付ける事が出来ないか?を考える事。
・付加価値が付いた価値を正確に伝える努力をする事。

ネットを使ってハンドメイドの商品を売る。

まあ、よく聞く話ですよね?

でも、よくある話だからこそ、付加価値がハマれば、
よく聞かない結果を導く事も出来ます。

アイディア力、企画創造力、情報デザイン力。

そんな感じで表現する事が出来ますが、
付加価値を付ける事が出来ないか?

という視点で物事を考え、組み立て直してみると、
今やっている事は同じでも、コンセプトを変える事が出来ます。

コンセプトが変われば、ターゲットユーザーも変わり、
それに伴う集客戦略も変わってくる訳です。

結果、利益額も変わるはずですよね?

あなたの商品やサービスに対して、

” もう1つだけ ” 価値を乗せる。
まずは、こんな視点で考え始めてみてください。

ちゃんと考えれば、
ちゃんとした答えが導き出せるはずですよ。
( ^^) _U~~。